いちはらの歴史がぎゅっと凝縮!行ってみよう、市原歴史博物館へ【2】

【体験プログラムも充実】


 博物館に隣接した建物は歴史体験館。前方後円墳の山倉1号墳を5分の1に、そして西広貝塚の竪穴建物の発掘現場を再現している。発掘現場には、かつて発掘調査で見つかった本物の土器が埋まっているため、発掘する瞬間を味わえる。勾玉づくりや貝輪づくり、火起こし体験や古代衣装の着用、泥めんこづくりに昔遊び体験など、毎月のプログラムも充実。他にも、フィールドミュージアム(屋内の様々な歴史遺産を展示物に見立て、屋根のない博物館として展開)として、市内を20地区に分けて順次標柱(フィールドサイン)を設置中。標柱につけられたQRコードを読み込むと、歴史遺産の詳しい情報が見られる。詳細のフィールドマップについてはURLを参照。

 さらに12月24日㈰まで、特別展『いちはらのお薬師様~流行り病と民衆の祈り~』が開催中。市制施行60周年記念事業で、開館後初の特別展だ。県内最古で国指定重要文化財・白鳳仏である栄町龍角寺の『銅造薬師如来坐像』をはじめ、市内に残る平安時代後期以降の木造薬師如来坐像、日光・月光菩薩、十二神将像など、県や市の指定文化財を含む43体が一堂に集結。先人たちが流行り病にどう対処してきたのか、その歴史や祈りのすがたを紹介している。期間中は展示説明会や薬師如来像の木版刷体験、仏像の3Dスキャン&色付け体験、県内の薬師仏をめぐるバスツアー(11/11〆切)、ミッションラリー特別展バージョン、薬師如来になりきるフォトスポット設置、千社札ゲートなど、様々なイベントも実施中。12/10㈰には、特別講演会『中世房総の仏像』が五井会館にて開催(当日受付)。㈯㈰㈷には、無料シャトルバス(1回9名まで)も運行。詳細はHPで。

市原歴史博物館 市原市能満1489 Tel.0436-41-9344
開館時間 午前9時から午後5時(最終入館は午後4時半)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌平日)・年末年始
常設展示観覧料 一般:個人300円、団体200円 
高校生:個人200円、団体100円
HPはこちらから https://www.imuseum.jp/

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