みんなの広場『ららぱーく』~緑の環境プラン大賞で国土交通大臣賞受賞~

市原市椎津の住宅街、車1台分の細い道沿いにある地域の公園『ららぱーく』。昨年11月、『都市の緑3賞(主催:公益財団法人都市緑化機構・一般財団法人第一生命財団)』で、第33回緑の環境プラン大賞ポケット・ガーデン部門にて、国土交通大臣賞を受賞した。

 もともとは、ららぱーくを管理する『花咲き山』代表・岩﨑さんの祖母の畑。約20年前、地域の人たちが自由に立ち寄れる公園にしたいと、岩﨑さんがたくさんの花に果樹も植え、時間をかけて整備。嬉しい・楽しいをテーマに『ららぱーく』と名づけ、以来、多くの人たちの手助けを受けながら、公園を守ってきたという。
 ららぱーくには記念的樹木が2本ある。東日本大震災の被害を受けた福島県三春の滝桜の子孫樹と、2019年の台風15号で被害にあった市内から移植したハナモモ。どちらも毎年春、美しいピンクの花を見事に咲かせる。災害を忘れないための木でもあり、岩﨑さんの母校・姉崎小の新1年生が校外学習で毎年この公園に来たとき、岩﨑さんはこの木を通して子どもたちに災害の話をする。

 現在は花を植え替え、広い芝生広場を整備し、廃材の利用でベンチやブランコを設置。花に囲まれた休憩場所、雨水でのビオトープ作りなども進行中で、今後はイベントや地域の会合などにも使われる予定だ。公園には駐車場・駐輪場がなく、道も住宅街の狭隘道路で通学路。見学等を希望の方は岩﨑さんまで問合せを。

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