パピコって、なんでこんなに美味しいの!?よし、探りに行こう!~自由研究限定ツアーにGO!~

次に、参加者たちはワークショップ会場となるグリコキッチンへ移動。今回の特別ツアーオリジナルとなる自由研究ノートに観察結果などを書き込んでいく。「水に塩か砂糖を混ぜると、どちらが冷たくなるか」という問題に、子どもたちが実際にボールに入った氷に双方を入れていく。実験で氷が見る間に冷えていくのを感じて、驚く子も多数。そして、冷えた温度を計り、その理由を学んだ。「答えは塩。塩は水にとける時に、水の温度を下げる性質があり、吸熱反応と呼びます。水に物がとける時は通常熱を出しますが、塩は奪うので温度が下がるのです。さらに、氷が溶けるスピードも速くします。では、この冷たい塩氷を使って、アイスが凍る様子を観察しましょう」と、健康イノベーション事業本部商品開発部の戸尾さんは声をかける。ここが、自由研究のメインとなるポイント。参加者たちは、液体のパピコの素を使って、比べる実験をした。一つは、塩氷を使い、ボールの中の液体をヘラで混ぜながら冷やし、アイスを作る。他方は、同じ液体を製氷皿に入れて冷凍庫へ入れたもの。食べ比べて見るとどうだろう。「シャーベットみたいだね」との声が上がったのは、製氷皿で固めた方である。「おいしいアイスのヒミツは、小さな氷の粒でできていることです。粒がこまかいと食感がなめらかになるのです。特にパピコは、大きなタンクで寝かせた後に、空気を入れながら冷やします」と話す、戸尾さん。貴重な話を聞きながら、メモをする子どもたちの様子はとても真剣で、純粋な驚きを楽しんでいた。

見学への参加方法

同社では、年間を通して工場見学ツアーを開催しており、各回大盛況となっている。「今回、自由研究に特化した内容で開催したのは、夏休み期間を通じて、パピコのおいしさのヒミツを科学の視点から体験してほしかったからです。今後も地域に根差した施設として関心を持ってもらえる企画を実施していきます」と、大宮さんは話す。通常の見学内容では、今回のワークショップ部分がなく、パピコの試食をして解散となる。ただ、有料でアイス作り体験に参加することは可能(パピコの素は使用せず、牛乳や生クリームなどを用いて作成)。これからの予約は11月以降。空き状況については、HP内施設カレンダーにて要確認を。

問合せ:グリコピアCHIBA
住所 野田市蕃昌新田字溜台10番地
アクセス 〈お車〉常磐自動車道「柏IC」から約9㎞、約30分
〈電車・徒歩〉東武野田線「清水公園駅」東口から約30分
〈電車・タクシー〉東武野田線「愛宕(あたご)駅」東口から約10分
電話番号 03-3823-5701
営業時間 9:30~16:00
HPはこちらから https://www.glico.com/jp/enjoy/experience/glicopia/chiba/

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